古野電気の企業分析その2
企業分析
業界:業界規模82兆〇 伸び率0.5%△ 利益率3.6%△
この業界は業界規模は大きいなぜなら、近年では電気機器に囲まれ生活し今後も一層需要が見込まれるから。また、5つの業界に分けることができ、家電、重電、半導体、時計、OA機器である。この業界はIOT、AIに深くかかわる業界である。すべての電気機器がインターネットに接続され、そこからデータを入手=ビッグデータこれをAIが解析、新たな商品開発へとつなげる。また、電気機器にAIを内蔵し自動的に行ってくれる。そして、グローバル化に積極的で人口が減る国内より人口増加の国でシェアを取る方が良いと考えているため。
業績:貸借対照表より自己資本率、流動比率、当座比率、固定比率、固定長期適合比率を見ていく。資料は2019/2、単位は(百万円)
自己資本比率=43,751÷79,672=54%
流動比率=61,289÷26,138=234%
当座比率=29,950÷26,138=114%
固定比率=18,382÷43,751=42%
固定長期適合比率=18,382÷(43,751+11,994)=32%
自己資本比率は54%であり上場企業の中で高いということができる。また、比較対象企業である、東京計器は52.5%であるため平均的といえるのではないだろうか。
流動比率は234%であり、昨年より増している。理由は商品・製品の勘定科目の増加である。これは、完成品もしくは商品仕入れ、出荷販売待ちであるため受注増を表している。結果として、現金化につながるものであるため良い。
当座比率は114%である。昨年とあまり変わらない。短期的な負債に対して支払い能力は高いといえる。
固定比率は42%である。固定資産を無理のない範囲=資本で賄えている。理由としては魚群探知機が主な事業のためこれを製造する設備は長年同じものを使っているため?
固定長期適合比率は32%である。固定比率が100%以下のため良い。
損益計算書より、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上高販管費率、ROA(総資産利益)、ROE(総資本利益率)を求める。資料は19/2である
売上高営業利益率=4,771÷82,108=5%
売上高経常利益率=5,112÷82,108=6%
売上高販管費率=26,840÷82,108=32%
ROA=4,060÷79,672=5%
ROE=4,060÷43,751=9%
売上高営業利益率は5%であり、電気季業界の中では平均的であるといえる。また前年より大きく伸びている。この要因として売上高の伸びが理由だろう。船舶事業=魚群探知機の売り上げがのびた、特に、欧州において、船舶の買い替えの受注が大きい
売上高経常利益率は6%である。理由は営業外費用の低下だ。昨年の米中貿易戦争を受けての円高が収まったことにより、為替差損が小さくなったとみることができる。
売上高販管費率は32%である。業界平均が21%であるため、平均よりは高い。また、昨年も同様の値のため効率的な経営ができている。
ROAは5%である。昨年に比べ上昇したといえる。やはりこれは売上高の増加が大きな要因として存在している。
ROEは9%である。昨年より大きくなっている。理由としては資本の増加に対して利益が上がっているためだ=売り上げ増加、資本は利益剰余金が増加し、貯めているということが分かる。
CF計算書より、営業CF、投資CF、財務CFを見る。
資料は19/2である(百万円)
営業CF=4903
投資CF=-2912
財務CF=―1251
営業CFは昨年より減少しており、理由は売上債権の増加である。これは恐らく昨年より売り上げた分、その支払いがまだ来ていない、もしくは、納品がまだである可能性がある。
投資CFは昨年より増加している。理由は無形固定資産の取得を押さえたことにある。恐らく、IT投資をある程度行ったということなのか?
財務CFは昨年より増加。借金返済額が減っていている。返済し終えるのか?