フライトホールディングス企業分析その１

フライトホールディングス(3753)

決算　3月

設立　1988.4

上場　2004.11

事業内容　コンサルティング＆ソリューション事業　サービス事業　ECソリューション事業

＊コンサルティング＆ソリューション事業…システムの設計から開発まで行う。物流系システム、新しい楽曲システム開発、クラウドサービス関連の導入支援サービスの拡大という3つの主軸に注力。物流システムでは物流―倉庫管理―在庫を含めたトータル物流システムを開発している。クラウドサービスでは「G　Suite」などンおクラウドサービスを活用したシステム開発や、お客様のグループウェアサービス導入から運用開始までのご支援、既存システムからのデータ移行支援等の業務サービスを主に提供。

・G　Suite…グーグルがサブスクリプション形式で提供しているクラウドコンピューティング生産性向上すループウェアツール、およびソフトウェアのスイート。

＊サービス事業…マルチカード決済ソリューションを展開。具体的にはさまざまな決済方式に対応した端末の販売である。例としては、「ペイメント・マイスター」である。これはiPhoneやiPadを決済端末にするアプリである。次に、「インクレジット・トリティニー」である。訪日外国人の利用にも対応した多様なカード決済装置。コンタクトレスEMVに対応。また、プリンター付きであり、レジ周りの混雑を緩和。LTEとバッテリーを搭載し、持ち運びも可能。最後に、無人端末自動精算機向けマルチ決済端末「VP6800」を提供開始。飲料自動販売機、ホテル、病院、駐車場などの無人自動精算機においてICクレジットカード決済に対応したもの。

・コンタクトレス決済…決済端末にかざすだけで、支払いが完了する、非接触による決済。

・EMV決済…ICチップ搭載のクレジットカード。このICチップの国際標準がEMVである。これを搭載することにより、セキュリティの強化となる。以前までは、磁器タイプであったが、情報を抜き出しコピーするスキャミングという被害にあいやすかった。しかし、EMVにより、情報が暗号化されたICチップに入っているため安全性が高い。そして、決済時に、暗証番号の入力を求められるため高セキュリティである。

＊ECソリューション事業…BtoBに特化した大規模ECサイトである。株式会社イーシー・ライダーが運営する「EC-rider B2B」により企業間取引専用ECサイトの構築をトータルサポート。商習慣に合わせた多機能なシステム提供の他に多言語サイト構築、他通貨決済など越境EC構築にも対応。カスタマイズにより企業独自の要件の実現や基幹システムとの連携に対応。また、OCR技術を用いて、FAX伝票や注文情報を自動生成して在庫引き当て、決済をワンストップで完了するソリューションなども搭載。

＊OCR技術…手書きや印刷された文字をイメージキャスナーやデジタルカメラで取り込みPCが利用できるデジタルの文字コードに変換すること。

特徴　大型基幹システムの開発案件の進捗遅れにより減益。しかし、数年がかりの大型案件のため稼働開始後の保守を含めたら増益となるだろう。決算端末の販売により営業利益が急進。決済端末はGMOグループと提携による訪日客需要増

本社　150-0013　東京都渋谷区恵比寿4-6-1恵比寿MFビル

従業員　連結102名　子会社94名　＜19/12＞

発行済み株式数　940万株

時価総額　77.5億円