7/2日経平均株価解説

7/2日経平均株価解説
始値22,182.68
高値22,267.51
安値22,072.11
終値22,145.96

　7/2日経平均株価は終値24円高で大引けを迎えた。前場では、高値22250円を出したが、後場では大きく下げた。
　このようになった理由は、米指標の改善により、投資家心理が改善されたことと東京の感染者が100人を突破したことによるものである。
　具体的には、6月ADP雇用統計、PMI、ISM(製造業)の3つの指標が改善されたことだ。特にISMは基準の50を上回り、市場にインパクトを与えた。これは、前米供給管理協会が企業の購買担当者へのアンケートを基に作成する製造業の景況感指数。製造業は翌月第一営業日、非製造業は第三営業日に発表される。先行指標。この影響により、自動車株が大きく買われた。一方、東京都感染者が増加しており、緊急事態宣言の可能性が出てきた場合、投資家心理を動かすだろう
　結果として、終値22,145.96円で大引けを迎えた。今後も感染者は増加する傾向にあり、注意が必要。