アコムにおける企業分析その1

アコム（8572）
＜企業情報＞
決算　3月
設立　1978.10
上場　1993.10
特色　三菱UFJフィナンシャル・グループ子会社。消費者ローン専業最大手、ローン、信用保証、東南アジア事業の3本柱
業種　その他金融業
連結事業　ローン・クレジット事業（52％）：対人信用で融資するもの、客の信用を担保に主に個人の方を対象にした少額無担保の現金融資であり、カードローンはは個人に建て替えて支払い、金利で稼ぐ、クレジットはアコムの場合一括かリボ払いでしか支払うことができない。そのためショッピングではリボ払いの時の金利で稼ぐ、またはキャッシングでは借り入れ、返済の際にリボの場合に金利がかかる
＊リボ払い…リボルビング払い、１定額方式と２残高スライド方式がある。
１、支払い残高に関係なく毎月同じ金額＋手数料を支払う、支払い残高がある限り支払いは続く

２、支払い残高の大きさに応じた一定額＋手数料、支払い残高に応じて毎月の支払額が段階的に変化
　　　　　
信用保証事業（25％）：先の金融機関が販売するローン商品を利用されるお客様の信用保証をサポートし、信用保証金を得るビジネス、しかし、個人が払えない場合は代位弁済を行う。これは子会社のエムユー信用保証会社によって行われている。
＊奨学金ビジネスモデル…奨学金は独立行政法人日本学生支援機構が提供、第一種＝無利子、政府系第二種＝有利子、民間系であり、問題なのは返還期日を過ぎたペナルティであり、延滞金が5％発生する、延滞４ヶ月で債権回収会社（アコムなど）に債券回収業務を委託、延滞９ヶ月で裁判所を利用
　　　　　
海外金融事業（21％）…タイにおいてローン事業を営むEASY　BUYではローン事業を行い国内トップブランド、またフィリピン、ベトナムでも同様の事業展開

債権管理回収事業：子会社アイアール債権回収株式会社によって行われ金融機　　　　　　　　　関などによってお金をもらい業務委託してもらい債務者への回収行為を行う。現在新規開拓を行っている
事業解説　銀行カードローン向け信用保証は低迷、新客の増加せ自社カードローン安定、後半に電算費（電子機器の費用）の増加も営業益反発、しかし利息返還損失見込まず、子会社売却益、21年３月期もカードローンが収益を牽引、信用保証残高を加えた献血総資産比で20％を目指し増配も目指す、フィリピンの無担保ローン子会社は黒字計画
利息返還損失；過払い金の返還である。以前はある一定の条件を満たすと利息上限を超えて利息をつけることができた（グレーゾーン金利）がそれが裁判所で違法と判断されたため払いすぎた分を返還しなくてならない。返還は２パターンありローン残高が残っている時完済までの過払い金の返還を計算し完済後の過払い金返還を見積もらない点がややこしく利息返還損失引当金を上回る利息返還損失を引き起こす原因、もう一つのパターンは完済後の利息返還でありこれは事項に近くなるにつれて利息が雪だるま式に増えていく
仕入れ先　なし
販売先　なし
従業員　連5262人　単2085