3/30日経平均株価解説
3/31の日経平均株価
始値19,181.90
高値19,336.19
安値18,834.16
終値18,917.01
3/31の日経平均株価は2019年度末、最後の取引となった。大引けは2017年度以来の19000割れの18,917円だった。
このようになった理由は国内経済停滞の長期化が懸念されているから。
具体的に、前場は中国経済の景況感改善により、買いの勢いが強かった。31日に発表された製造業PMI(購買担当者景気指数)は52.0となった。節目となる50を上回り、改善が見られた。中国では大企業の90%が操業を始め企業活動の再開が好感された。しかし、国内においては、以前、感染者は拡大しており、経済停滞⇒消費低下⇒業績悪化の循環により、下値圧力が増した。後場は下げが目立った。特に、自動車、鉄鋼である。
結果として、前日比―167円安で終わった。今後は、非常事態宣言の発表が注目される。これが発表されると、一段安となる。