4/24日経平均株価解説

4/24の日経平均株価

始値19,331.86

高値19,352.24

安値19,175.38

終値19,262.00

　4/24の日経平均株価は167円安の19,262円で大引けを迎えた。寄りから、軟調であり、上げ下げが激しかった。

　このようになった理由は、4月の政府の月例経済報告やPMI(米製造業購買担当者景気指数)の発表である。

　具体的に4/23に発表された月例経済報告では「急速に悪化しており、極めて厳しい状況」と判断した。悪化という文言を用いたのは、リーマン・ショック以来11年ぶりである。項目すべてで下方修正となり、日本経済総崩れの様相を見せた。PMIは27.4と2009年以来の低水準を付けた。コロナにより、世界金融危機以上に経済全体が縮小していることを示している。これらが日経平均株価に大きな影響を与えた。

　結果として、167円安の19,262円で大引けを迎え、先行き不明の状況は変わらない。

＊PMI…製造業において原材料や部品などの仕入れを行っている購買担当者へのアンケートによるものを基にしたデータである。企業における購買担当者の役割は生産計画に従って、材料の仕入れを行わなければならない。また、市場の需要や、取引先の経済状況を見極め、リスクを考慮しながら、購入量を調整します。このため、購買担当者は、自社のみならず、他の企業の状況も把握しているため、今後の景気を見通すのに役立つ。また、製造業に限定するのはどの国にも存在し、かつ、どの会社でも仕入れるor仕入れる可能性があるから。