5/19日経平均株価解説
5/19の日経平均株価
始値20,469.52
高値20,659.46
安値20,433.45
終値20,433.45
5/19日経平均株価は前日比299円高の20,433円で大引けを迎えた。寄り天で始まり、ザラ場では小幅の動きとなった。
このようになった理由は、新型コロナのワクチンの開発が進んでいることや米中関係への警戒感である。
具体的には、米バイオ製薬がワクチン「モデルナ」の開発を進めている。5/18の初期段階の治験において被験者45人に対して、抗体ができたことを明らかにした。今回の治験は3,4月に実施されたもので、18歳から55歳の男女が参加した。CNBCの報道によると、2回目のワクチン投与から約2週間後の治験43日目で被験者全員がコロナにかかり回復した人と同程度の抗体を獲得したことが分かった。投与量が多いほど多くの躯体が作られることが分かり、第二段階の治験では投与量を倍にするという。これを受けて、NYダウは911ドル上昇した。また、ワクチン開発をめぐる米中対立への警戒感も強まり、日経平均は右肩上がりとはならなかった。
結果として、終値20,433円で大引けを迎えた。今後もワクチン、米中が軸となるだろう。