7/29日経平均株価解説
7/29日経平均株価解説
始値22,543.89
高値22,584.87
安値22,366.34
終値22,397.11
7/29日経平均株価は前日比260円安で大引けを迎えた。ザラ場では、寄り天後大きく下げた。
このようになった理由は、決算発表の本格化と先日のNYダウの低調さが影響したためだろう。
具体的には、新型コロナウイルスの影響により、決算や配当計画、業績見通しが手低調である銘柄が多く見られた。キャノンは2020年12月期第2Qの純利益が-88億円の赤字に転落したと発表。主力であるオフィス事業、イメージングシステム事業が打撃を受けた。中間配当をは前年同期の半分に減らすことを発表。このことから、企業は利益を内部留保に回す動きが今後一層高まっていき、業績見通しが不透明であるため投資家心理が悪化し、売りが多く出た。また、先日のNYダウでは、米共和党が1兆ドル規模の追加経済支援の法案を提示した。また、失業給付を12月末まで延長することを発表している。内容は以前までは通常の失業給付に加え、政府が600ドル上乗せしている。これを加算分を200ドルにし、かつ失業前給与の70%にする案を提案している。しかし、民主党と内容の折り合いが合わず、隔たりがある。これを受けNYダウは下落した。