インフォマート企業分析その3
競合:比較会社としてアイルを上げる。業種は情報・通信業である。事業内容はシステムソリューション事業、webソリューション事業である。
*システムソリューション事業…企業に対して業務効率化、販売力強化を促す商品の販売を行っている。特に、DXにより、旧来のシステムのブラックボックス化が進んでいる。これに対して、支援し、最適なプロセスで解決していく。具体的には、①アラジンオフィス②アラジンECなどを提供
①アラジンオフィス…販売管理・在庫管理・生産管理に必要な機能を一つにまとめたシステムを提供。ユーザーのニーズに合わせることを意識
②アラジンEC…企業間取引に必要な機能をパッケージ化し、顧客の取引形態に合わせるようにしている。電話・FAXなどによる注文ミスを削減。様々なツールをしようすることができる。
*webソリューション事業…IT有効活用が必要な中堅・中小企業をターゲットとし、経営課題の解決に向けて、web上でのソフトを提供している。具体的には、①cross mall②cross pointである。
①cross mall…複数ネットショップ一元管理クラウドである。各店舗から入る注文、連動して変わる在庫、発注、仕入れまで一括管理する。更に、商品ページも複数サイトに一括登録が可能。最適な店舗運営が可能になる。
②cross point…ECサイトを運営している企業のためのポイント・顧客管理ASP(アプリケーションソフトプロバイダー)サービス。実店舗に欠かせないPOSシステム(販売時点情報管理)やECサイト運営を支えるECシステムと連携することで、両チャンネルの一元管理を行う。スマホの会員登録やポイント利用状況、購買履歴の管理など、チャンネルに関わらず管理。
次に、業績を比較する。
アイルは下のようになる。単位は百万円である。
業績 | 17・7 | 18・7 | 19・7 |
---|---|---|---|
(百万円) | |||
売上高 | 8,621 | 9,412 | 10,522 |
営業利益 | 432 | 526 | 951 |
経常利益 | 455 | 546 | 972 |
当期純利益 | 299 | 336 | 621 |
インフォマートは下のようになる。単位は百万円
業績 | 17・12 | 18・12 | 19・12 |
---|---|---|---|
(百万円) | |||
売上高 | 6,709 | 7,639 | 8,540 |
営業利益 | 1,765 | 2,353 | 2,469 |
経常利益 | 1,751 | 2,335 | 2,460 |
当期純利益 | 3,84 | 1,552 | 1,694 |
上記の2つの表より、売上高、当期純利益ともには両社とも上がっているが、当期純利益に大きな差がる。これは、アイルにおいて、販管費が大きいことが挙げられる。恐らく、システム開発がメインとなっているため、人件費が大きくなっているのだろう。ぞ手に比べて、インフォマートは、プラットフォームの開発、運営、管理であり、あとは加盟企業を増やすということが利益につながるためそこの違いなのではないか。ここには載せていないが、売上原価がアイルの場合高い。これは、販売価格の低下が疑われる。基幹システムなどの提供は、多くの企業がやっているため、競争が激化してるのでは。インフォマートもBtoBは今後加速すると思われるため、新たな事業展開がなのでは必要なのでは?
<今後の将来性>
今後はBtoBプラットフォームは様々な形で増えてくる。そのため、提供価格の低下による純利益の低下を押さえてもらいたい。また、企業間電子取引は、今後進んでいく。このため、フィンテック事業への参入を視野に、魏ン港との提携数増加や、ブロックチェーン技術のある人員の確保を行い、事業展開を行うのでは?コロナの影響は受けるとみられる。なぜなら、外食産業メインのBtoBを行っているため、取引数の低下がみられる。また新規加盟企業も少なくなるだろう。
<株式情報>
株式情報 | 4・16時点 |
---|---|
株価 | 718円 |
PER | 159.55 |
PBR | 14.76 |
時価 | 1,712億円 |
需給 | 4・16時点 | |
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発行済み株式数 | 25億株 | |
浮動株 | 1.40% | |
信用買い | 301,100 | |
信用売り | 361,200 |
<株価に与える要因>
・銀行との提携
・フィンテック企業の買収
・飲食業界への需給
・BtoBプラットフォームへの参入
・海外への参入
・PER、PBRの低下
・決算
・外国投信の動き
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