5/13日経平均株価解説

  5/13の日経平均株価

始値20,140.92

高値20,329.89

安値20,056.46

終値20,267.05

 

　5/13日経平均株価は前日比－99円で大引けを迎えた。寄り底で始まり、右肩上がりに上昇した形となった。

　このようになった理由は、海外投資家による株価指数先物の売りが多く出たことと、日銀ETF買いによるものである。

　具体的に、寄り付き前の日経225先物は20000円台であり、それにつられて日経平均株価も寄り底で始まった。しかし、ザラ場では先物上昇に伴い、日経平均株価も上昇し、前日比マイナスではあったものの陽線をつけることができた。また、日銀のETF買いがおこなわれ、株価を下支えした。

　結果として終値が20,267円だった。今後は緊急事態宣言解消後のコロナ感染者数により変動していくだろう。

＊日銀ETF買いの買い入れ方法の変更…日銀は買い入れ方法を「時価総額」から「市中流通残高」に変更した。これは、日銀残高保有分を除いた市中に流通するETFの残高に応じて購入する。これにより、①ETF買い入れ額のうち、TOPIXに連動するETFの比率が低下し、日経平均やJPX日経400に連動する比率が高まる。②時価総額の低い会社も買われるため市場活性化が行われる。③日銀保有残高を除いているため、浮動株の定義変更につながる