5/25日経平均株価解説
5/25日経平均株価
始値20,653.41
高値20,741.65
安値20,584.06
終値20,741.65
5/25の日経平均株価は353円高の20,741円で大引けを迎えた。ザラ場では、前場、寄り高の反動で下がったものの、そこからは右肩上がりで上昇した。
このようになった理由は、緊急事態宣言の全面的解除や第2次補正予算案が好材料として反応したからだ。
具体的には、緊急事態宣言をめぐり、5・25午前9時に「諮問委員会」が開かれ、1都3県と北海道において1か月半にも及んだ緊急事態宣言が解除が妥当となった。感染の大きな波は乗り越えたが、ところどころで感染が発生しており、段階的な緩和などを基本対処方針に盛り込む予定だ。また、第2次補正予算案では医療・生活、学びの継続・雇用、事業継続・地域産業・その他の5分野において実施する見込みであり、一部報道では100兆円規模に上る。第1次補正予算では25兆円であったため、大規模なものとなる。これによって、消費活性・生活の安定を求める。
結果として、353円高で大引けを迎えた。今後は、今日の上昇による反落を警戒し、米中にも注意
*基本対処方針変更…全面的な解除により、以前の基本対処方針を変更した。今後は「新しい生活様式」を定着させる。業種ごとにガイドラインを設定し、社会活動のレベルを引き上げていくことにしている。そして3週間ごとに地域の感染状況や感染拡大のリスクを評価を行う。具体的に、①移動・➁飲食・③イベント・➃職場への出勤に分けることができる。
①では今月末まで不要不急の外出を避けること促す、来月18日までは1都3県のへの移動は慎重にすることを促している。また7/9までは県内観光の振興に取り組むようにしている。
➁はクラスターが発生したクラブ、飲食店は今月末まで外出を控えることを求めている。その後の経過次第で緩和を見込んでいる。安全性確保が難しい業種では来月19日以降の緩和を検討。事業者に対して引き続き3密を心掛けるように求めている。
③3週間ごとに利息を評価して緩和する見通し。屋内イベントは収容定員の半分以下での実施を求めている。スポーツの試合などの移動を伴い、大規模なものは来月19日以降から無観客で行う
➃在宅勤務や時差通勤を今まで通り求める。