タケエイ企業分析その1

　　　　　　　　　タケエイ(2151)

決算　3月

設立　1977.3

上場　2007.5

事業内容　廃棄物処理・リサイクル　再生可能エネルギー　環境エンジニアリング　環境コンサルティング

＊廃棄物処理・リサイクル事業…機械や銃器を使った廃棄物の選別、さらには人の手による選別を繰り返しリサイクルの量と質を増加させ、最終処理場での埋め立て量を低減させる。リサイクル可能な廃棄物は品質基準に従い、破砕・圧縮を繰り返し再生素材やエネルギー資源として出荷。また、「廃石膏ボード」「コンクリート塊」などは専用処理工場でリサイクルする。仕組みとしては顧客と商談→収集・運搬（この時、巡回車が行い、どこを収集しているかがGPSで分かるようになっており、効率よく行える）→中間処理(再資源として利用できるものはリサイクルされる)→最終処分(リサイクルできないかどうかコンピューターで判断しながら埋め立てる)

＊再生可能エネルギー…リサイクル事業を展開したもの。間伐採などを集めて発電し、売電するバイオマス発電事業を行っている。地産地消がたのビジネスで地域の企業に売却される。

・バイオマス発電…木くずや可燃ごみ、廃油などを燃やしてタービンを回し発電させる。

＊環境エンジニアリング…環境装置・特殊車両の開発・製造。販売を手掛ける。子会社富士車両が行っており、廃棄物処理のタケエイとエンジニアリングの富士車両により新たなリサイクル技法を展開。製品：廃棄物処理設備、混合廃棄物選別設備、鉄スクラップを圧縮するスクラップベーラーなど

＊環境コンサルティング…汚染土壌やアスベストなど環境リスクが企業経営に及ぼす影響を分析・評価し調査から対策・工事・管理など一貫したソリューションを提供。

特徴　リサイクル事業・再生可能エネルギー事業が引っ張ている。環境コンサルティング事業は赤字である。首都最大級のバイオマス発電会社を買収。また燃料供給会社も買収。富士吉田工場と横須賀発電所を連携させ、堆肥、敷料に適したものは富士吉田工場へ、燃料に適したものは横須賀発電所へと運ばれる。さらに、安定した供給をめざし、タケエイ林業を設立。中計を発表し、3年後には利益1.6倍を目指す。設備投資、M&Aを活発に行い、事業領域拡大を行う。大木戸最終処分場を2021年に拡張予定。

本社　東京都港区芝公園2-4-1芝パークビルA館

電話番号　03-6361-6830

従業員　連1,293名　単610名<19/12>

発行済み株式　24,552千株

時価総額227億円

仕入れ先　なし

販売先　大手建設会社

参考：四季報2020春