6/11日経平均株価解説
6/11日経平均株価解説
始値22,848.02
高値22,939.39
安値22,466.54
終値22,472.91
6/11日経平均株価は前日比652円安で大引けを迎えた。ザラ場では寄りで下げ、後場にかけてさらに下げた。
このようになった理由は、利益確定売りの増加と円高・ドル安である。
具体的には、明日、メジャーSQである。これは、先物とオプション取引の清算が重なる。これに伴い、清算価格をめぐる思惑的な売買が行われた。なぜなら、清算前の限られた時間で、決済を迫られたからである。例えば、株価上昇中にコールオプションの売り手に損失が発生した時に、先物会を行い、先物の評価益でオプションの評価損を補填するデルタヘッジを行うことがある。これにより、先物価格が、押し上げられ、裁定買い取引に繋がれば現物も上昇する。これは、SQ前だから行われるため、極端な高値、安値を付けやすい。また、FOMCによって、金融緩和の継続が発表された。これにより、景気回復の遅れが意識された。また、ドルの流出が続くため、円高・ドル安となり。輸出関連株が大きく売られた。