8/6日経平均株価解説

8/6日経平均株価解説

始値22,471.71

高値22,587.75

安値22,362.89

終値22,418.15

　8/6日経平均株価は前日比96円安で大引けを迎えた。ザラ場では、10時頃までは上昇していたが、そこから続落した。

　このようになった理由は、米中対立懸念で香港相場が下落したことと決算発表が振るわなかったことが主な要因である。

　具体的には、米国で活動する中国人記者のビザ更新を米政府が認めていないため中国が反発している。中国は6日までに更新が行わなければ対抗措置を打ち出す考えである。米政府は5月に中国人記者のビザの期限を90日とした。その最初の期限を迎えたわけであるが、更新を申請した40人の記者がビザの更新を認められていない。中国側は同様の措置を取るとみられている。米国は以前から中国メディア特に、政府系機関を批判しており、策として行ったものだろう。また、決算では、トヨタなどは良好だったものの、全体的にコロナの影響を受け芳しくないものであった。

　結果として、終値22,418.15で大引けを迎えた。今後は、米中対立が再燃しており注意が必要である。