bunseki345の日記

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エスプール企業分析その2

業績:貸借対照表より、自己資本比率流動比率当座比率、固定比率、固定長期適合比率を求める。資料は20/1である。単位は百万円

自己資本比率=3,035÷8,659=35%

流動比率=5,034÷4,605=109%

当座比率=4,747÷4,605=103%

固定比率=3,625÷3,035=119%

固定長期適合比率=3,625÷(3,035+1,018)=89%

まず、自己資本比率は35%であり、前年より上昇。利益剰余金の増加と、負債の増加である。長期借入金が大きく増加し、固定資産の投資に回している。農業用建物、機械だろう。業界平均より高く、悪くはない傾向である。

流動比率は109%である。前年より増加している。しかし、短期借入金の増加と、未払い費用の増加が目立つ。更なる、事業拡大を行おうとしているのか。もしくは、売り上げが伸び、手元に資金がないから借りていると考える。=未払い給与の増加のため借りれている。利益が前年より増加しているため、少しづつ返済していければ。

当座比率は103%である。即現金化できるもので流動負債が賄われているため、恐らく、一時的に資金不足に陥ったのか?人材派遣の給与のために借入が進んだと考える。悪くはない。

固定比率は119%であり、自己資本を上回っている。昨年と大きく変わらない。建物への投資が増えている。農園の増加のためだろう。また、物流アウトソーシングによる、車両の仕入れ、工場の買い入れなども考えられる。今後は、これを回収できる利益確保ができるだろう。

固定長期適合比率は47%である。昨年より大きく下げた。原因は長期借入金の増加と自己資本の増加である。積極的な投資であるが、過剰ともいえる。

 

次に損益計算書より、売上高営業利益率売上高経常利益率、売上高販管費率、ROA(総資産利益率)、ROE(総資本利益率)を求める。資料は20/1。単位は百万円。

売上高営業利益率=1,604÷17,522=9%

売上高経常利益率=1,626÷17,522=9%

売上高販管費率=5,214÷17,522=29%

ROA(総資産利益率)=1,082÷8,659=12%

ROE(総資本利益率)=1,082÷3,035=35%

 

売上高営業利益率は9%である。昨年より増加した。業界平均より高い。人材ソリューション事業が売上を占めているが営業利益はビジネスソリューション事業と同等。ということは人材ソリューションは費用が大きく、売上高営業利益率を阻害している。ビジネスソリューションへと方向転換すべき。

売上高経常利益率は9%である。昨年より増加、営業外損益は目立った変化なし。業界平均より高く、理由はビジネスソリューションにおける費用減であり、農園貸し出しの賃貸、物流アウトソーシングにおいて、恐らくEC事業の請負が増加し、受注が増加し事業改善したため費用の割に利益を伸ばすことができた。

売上高販管費率は29%である。業界平均より少し高いと考える。販管費のメインは人材ソリューションの人件費だろう。派遣業務では派遣者を雇っているため、給与は派遣業者が払わなければならない。また、物流委託の費用が多くかかっているとみる。

ROA(総資産利益率)は12%である。業界平均より高い。固定資産、特に農園や車両、を上手く活用しており、事業上、このようになるのではと考えることができる。なので、一概に、良いとは言えない。物流事業の改善により、もっと伸ばしてほしい。

具体的にEC業者が増加しているため、一つの工場で、多くの商品を扱えるように。

ROE(総資本利益率)は35%である。非常に高い。恐らく資本金と借入金により利益を上げているため、あまりあてにならない。今は、設備投資を中心に行っているため、仕方がない。

 

CF計算書より、営業CF、投資CFを求める。

資料は20/1.単位は百万円。

営業CF=1,696

投資CF=-1,474

財務CF=809

営業CFは1,696であり、前年より増加。当期純利益の増加により増加している。減価償却費が大きく車両、建物の投資増加によるもの。未払い費用が多く、給与の支払い等によるもの。

投資CFは―1,474である。営業CF内に収まっているため、過剰ではない。有形固定資産の取得が目立っている。事業拡大のため、仕方がない。

財務CF は809である。長期借入金が増えている。そこが不安要素である。資本金の範囲内ではあるものの、少し多い気がする