インフォマート企業分析その2
業績:貸借対照表より指標を作成した。
貸借対象表分析 | 19・12 | |
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自己資本比率 | 84% | |
流動比率 | 503% | |
当座比率 | 497% | |
固定比率 | 34% | |
固定長期適合比率 | 34% |
自己資本比率は84%である。これは非常に高い。昨年と比べ少し上昇した。利益剰余金の増加により、自己資本も増加したと思われる。去年の利益をしっかり収入として手に入れたということだ。
流動比率は84%である。これは、昨年より増加している。現金同等物が増えているから。これは、1年以内の負債は、賄うことが可能であり、負債しなくても恐らく良い。
当座比率は497%である。昨年より増加している。短期借入金が昨年と変わらないため、年のため借りているのか。
固定比率は34%である。とても低く、自己資本内で投資を行っている。昨年より低下しており、固定資産の低下と自己資本の増加である。特に、ソフトウェアへの投資額が少なくなっており、業界チャンネル事業での減損損失である。
固定長期適合比率は34%である。固定負債が少ないため、固定比率とさほど変わらない。恐らく、自己資本内で投資を行っていることが分かる。
次に、損益計算書による指標を作成した
損益計算書分析 | 19・12 | |
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売上高営業利益率 | 28% | |
売上高経常利益率 | 28% | |
売上高販管費率 | 44% | |
ROA(総資産利益率) | 13% | |
ROE(総資本利益率) | 15% |
売上高営業利益率は28%である。昨年と比べ増加した。しかし、販管費の増加が目立つ。利用企業の増加のために、営業人員の増加や販売促進費用の増加である。
売上高経常利益率は28%である。昨年より増加。特に、営業外費用の減少がみられる。為替差損の低下である。恐らく、輸入金額が円高により改善されたのでは?
売上高販管費率は44%である。販管費は昨年より高くなっている。恐らくBtoB事業の競争が高まったからである。それにより、営業人員を増やし、人件費がかかったのでは?
ROAは19%である。昨年とほぼ変わらない。この値は高い。利益効率がとても良いということが分かる。理由は総資本回転率が高いからである。この値が約67%である。
ROEは15%である。昨年より大きくは変わらない。しかし、特別損失において、減損損失が大きくなっている。これは業界チャンネル事業でのソフトウェアの減損損失によるものである。投資した分でのリターンは十分なものである。
次に、CF計算書を見ていく。単位は千円である。資料は19/12
営業CFは2,678,097である。昨年より減少している。理由は、仕入れ債務がマイナスとなっている。仕入れの額より仕入債務を支払った額の方が大きかった。また、減損損失の拡大。事業撤退によるもの。ソフトウェアを減損損失である。
投資CFは―906,826である。昨年よりマイナス幅が減少している。理由は、無形固定資産支出の減少である。恐らくソフトウェアへの投資を減らしたのでは?事業の見直し?
財務CFは-840,627である。昨年よりマイナス幅がやや減少。短期借入金の借入額が昨年と変わらなかったためだろう。