エスプール企業分析その3
競合:ウィルグループを上げる。事業内容はセールスアウトソーシング事業、コールセンターアウトソーシング事業、ファクトリーアウトソーシング事業、介護ビジネス支援事業、海外HR事業である。先の2つエスプールの事業と同様のものである。
*ファクトリーアウトソーシング事業は製造業等への人材サービスを行っている。特に食品製造業への派遣に強い。弁当や総菜である。
*介護ビジネス支援事業は介護分野への人材派遣を行っている。
*海外HR事業は海外企業を買収し、海外で人材派遣業務を行っている。事務職やコールセンターである。
全ての事業が人材派遣関連であり、人手不足分野に展開している。また、法改正により外国人の技能実習生や技能性の採用を強化している。
売上高を比較する。資料は19/6である。単位は百万円
ウィルグループ
売上高103,603
営業利益2,574
税前利益2,636
当期純利益1,231
エスプール
売上高17,522
営業利益1,604
経常利益1,626
当期純利益1,082
これらからわかることは、売上高の割に利益を出しているエスプールと、利益が出てないウィルグループである。これらは、人材派遣業務のみをやるか、他のニッチな事業をやるかで違いが出ている。エスプールはアウトソーシング業務を全般的にやっており、投資額は大きいが、受注を受けると、利益を出しやすいものとなっている。対して、ウィルグループは人材派遣のみで、それを広げた事業展開を行っている。なので、人件費などが多くかかり、また、支店をもって、全国的に派遣しており、人手不足の地方での事業も行うため費用削減が難しいと考える。しかし、学ぶべきところもある。介護、地方への事業展開である。介護分野や、地方は今後需要が増してくるためである。これに加えて、外国人派遣を導入し、グローバル化を図る企業への派遣を行なってもらいたい
今後の将来性
障害者雇用の割合が21年上がるため、需要が増えると考える。また、人材派遣は成熟した市場であるが、エンジニアなどIT人材が不足している、そこにDXがきているため、そしの分野での人材サービスを考えても面白い。人材派遣以外の事業で、補えているため、新しい事業を始めてもよいと考える
株式情報4/3時点
株価491
PER26.27
PBR12.78
時価総額38,792百万
需給4/3時点
発行済み株式数79,007,500株
浮動株4.4%
信用買い1,015,000
信用売り307,900
株価に影響を与える要因
・有効求人倍率
・外国人雇用
・失業率
・物流関連