毎日コムネット企業分析その3
競合:JSBを上げる。JSBの事業内容は、不動産賃貸管理、高齢者住宅である。
*不動産管理…主に、①学生マンション事業、②ビル管理事業、③社会人・ファミリー向け賃貸事業を行っている。①は学生専用マンション、学生会館、学生寮の企画開発を行う。また、大学と提携し、施設管理、寮建設の受託をしている。これに合わせる形で、学生の就職支援、就職イベント、などを提供している。また、資産活用のコンサル、不動産売買、アセットマネジメントも行う。②ではマンション・ビルの運営管理。清掃、修繕などを行う。③は入居者の仲介、募集を行う。
*高齢者住宅…①高齢者住宅事業➁介護サービスに分かれる。①高齢者住宅の企画・開発、高齢者住宅の経営コンサル、入居募集など➁は入居者の支援、訪問介護、定期巡回、看護などを提供している。
次は業績の比較である
17・10 |
18・10 |
19・10 |
|
売上高 |
36,428 |
38,940 |
42,667 |
営業利益 |
2,769 |
2,958 |
3,425 |
経常利益 |
2,638 |
2,890 |
3,345 |
1,550 |
2,078 |
2,307 |
|
毎日コムネット |
17・5 |
18・5 |
19・5 |
売上高 |
14,809 |
16,805 |
17,411 |
営業利益 |
1,631 |
1,768 |
2,033 |
経常利益 |
1,550 |
1,679 |
1,925 |
1,013 |
1,087 |
1,250 |
業績で比較した場合、JSBの方が、良いと考える。この違いは、高齢者事業とシェアの違いだろう。JBSのシェアは全国直営76店舗展開している。このように展開できる理由は学生マンション特有の安定性、収益性、流動性が高いからである。なので、知らない土地での不動産事業でも、オーナーから、土地、マンションを借り、学生マンションとして提供できる。つまり、拡大した方が有利である。対して、毎日コムネットは首都圏メインである。確かに、首都圏への進学率は高い。しかし、土地が限られているため限界が近いのでは?そして、高齢者事業では、高齢者が安全に生活できる環境整備を行い、地域コミュニティの形成を目指し、これまでにない仕組みづくりを行っている。つまり、高齢者のためのマンションを作り地域を巻き込んで行っている。さらに、これが国の高齢者等居住安定化推進事業において、補助対象となるため、追い風となっている。なので、業績に差が出ている。
<今後の将来性>
大成遊楽不動産との業務提携を行った。大成建設との業務提携と同義であるため恐らく、全国への展開を行うのでは?そのうえで、大成建設に建設、管理を委託する?地方での積極的な開発を行うのでは?また、不動産価格指数は年々上昇している。これは12月までなので、コロナの影響で、多少落ちる可能性はある。しかし、学生向けは需要大なので、おおきなりすくとはならない。逆に、手放す側が増えるのでは?地方において、手放す側が増えれば好機ととらえることができる。また、もう一つ、事業を増やしてもらいたい。高齢者事業、家賃保証などである。
<株式情報>
株価 |
799円 |
PER |
9.91 |
PBR |
1.6 |
140億円 |
|
発行済み株式数 |
1800万株 |
浮動株 |
14.00% |
信用買い |
63,700 |
信用売り |
800 |
*株価に与える影響
・決算、IR
・不動産価格指数
・進学者数
・大成建設情報
・外国人持ち株比率
・東京五輪後再開発
・大阪万博土地関連
・学生活動、合宿活動