bunseki345の日記

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サイボウズ企業分析その2

<企業分析>

業界;業界規模0.6兆円〇 伸び率8.8%〇 利益率15.4%〇 

ソフトウェア業界に分類する。

ソフトウェア業界は年々業界規模を拡大している。特に近年に、大きく上昇している。2011年までは、リーマンショック東日本大震災、により、IT投資が行われにくかったが、2012年以降の景気回復に伴い、大きく上昇。また、2014年ころから、クラウドサービスの登場により、業界を牽引している。特にSaaSが近年注目されている。またCRM(=顧客の情報収集や顧客満足度の向上、ニーズ発掘を行っている。)が人気となっている。

業務内容は大まかに営業、システムの企画、設計、運用テスト、保守に分かれる。営業では、顧客に対して、現在の業務、今後の業務を聞き、運用中のシステムでよいか、新システムを導入するかを検討する。次にシステムの企画である。顧客の課題を理解しそれを克服するものを提案。見積もりなども固め、信頼関係を築く。次に、設計である。プログラマーが、要件定義を基に入出力、処理法、テスト方法、セキュリティ確保方法、運用方法、システム全般を設計する。そして、開発を始める。運用では、システム設計通り、開発、テスト後に行われる。テストではシステムの大まかなテストだが、運用テストは実際に運用してみて、動作するか検証する。最後に、保守である。ユーザーの追加機能や、システム障害に対応する。

業界の課題としては全体として、人材不足が相次いでいる。特にエンジニア、プログラマー不足が大きくのしかかる。また人件費が高く、会社の売上はどれだけ技術を持ったひとがいるかである。そのため、年収が高い。また、労働時間が長いのが、IT人材不足と人件費の増加に関わっている。

将来性は、常に、新しい技術が生まれているため、市場規模は拡大するだろう。また、外国人の増加に伴って、外国人エンジニアの増加がみられるだろう。AI・RPAによる業務の自動化が進んでいる。窓口業務や事務職などはこれらにとって代わっており、今後も拡大するだろう。IoT関連としても成長が期待されている。機械にソフトを組み込ませる、ネットにつなぐなどして、作業効率の改善が図られる。VR関連でも技術を適用でき、ゲーム、スポーツ観戦にたいしてサービス提供していくであろう。

 

業績;貸借対照表を分析する

貸借対照表指標 

19・12

自己資本比率

44%

流動比率

97%

当座比率

90%

固定比率

107%

固定長期適合比率

47%

自己資本比率は44%である。昨年よりやや悪化している。自社株買いの実施を行い、株式を減らしている。またあ、利益剰余金を上乗せしていることにより、上下の変動が少ない。総資本では固定資産、流動負債が増加している。

流動比率が97%である。昨年より悪化している。流動資産は現金、売掛金が増加しているがそれ以外は大きな上昇はない。仕掛け品、貯蔵品は増加しておらず、恐らく、滞留在庫はない模様。しかし、100%を切っているため危険。

当座比率は90%である。昨年より悪化している。流動負債の増加が主な要因である。未払い金や前受金の増加が要因である。未払い金は有形固定資産の未払いと考えられる。また、前受金は売り上げに際してもらった金額であり、売上と紐づけされているため良い。指標的には悪いが、正直仕方がない

固定比率は107%である。昨年より悪化。特に、有形固定資産が増加している。「cybouz.com」のサーバー増設により、工具器具備品の勘定が増加している。売り上げ増加のためのサーバー強化のため良い。

固定長期適合比率は47%である。昨年より悪化している。しかし、固定負債は多くなく、今期は資産除去債務のみであった。なので、指標的には悪いが、負債がないため、良い経営なのでは

損益計算書指標

19・12

売上高総利益率

92%

売上高営業利益率

12%

売上高経常利益率

13%

ROA(総資本利益率)

20%

ROE(自己資本利益率)

25%

売上高総利益率は92%である。昨年より増加である。とても高い。売上原価が低いことがこれに起因している。恐らく、クラウド版の売り上げが高く、海外の伸長が売り上げ増加に貢献していると考えている。

売上高営業利益率は12%である。昨年より増加している。総利益率から大きく減少しているが、やはり、人件費と宣伝広告費が大きくのしかかる。これは、IT企業のため仕方ない。業務委託費など、自社でできることはまとめてやってもらいたい。

売上高経常利益率は13%である。昨年より増加している。営業外損益が増加している。が、少額であるためそんなには関係していない。なので、業績を大きく揺るがすものではない。なので、販促費が主な核となるだろう。

ROAは20%である。昨年より大幅増加している。特別損益がマイナスをたたいている。これは、資産売却の減損損失とのれんのマイナスである。しかし、当期純利益は昨年より大幅増加している。売上高増加によるものだろう。資産回転率も他社よりも良いが、流動資産の回転率が低い。

ROEは25%である。昨年より増加している。売り上げの増加が主な理由だろう。また、投資関連資産が増加しているので、子会社への投資?or関連会社が金融事業をやっているのだろうか?

 

CF計算書(19・12)

百万円

営業CF

2,355

投資CF

-1,314

財務CF

-412

 

営業CFは2,355である。昨年より増加している。当期純利益の増加が主な理由である。重要な勘定として、売上債権は増加している。売り上げ増加のため仕方ないが、回収を早めてほしい。次に棚卸資産減少している。在庫を売り切っての販売であったと予想できる。また、仕入れ債務は減少している。これは、売上原価の増加要因であるがほとんど仕入れしていないということが分かる。また棚卸資産もマイナスのため、期末に残った資産or当期の売上で売買している。

投資CFは―1,314である。昨年と比べて、やや減少している。有形固定資産の増加と敷金の減少が主な理由だろう。有形固定資産は、増加している。これは、上述した通り、サーバー強化のためである。敷金の減少は、昨年事務所を設置したためだろう。

財務CFは―412である。昨年と変わらない。借金がないため、配当金の支払いor自社株買いしか勘定はない。そのため、全体的にみてよい。自己資本内での投資を行っている。なので、流動資産が少ない。そして、投資関連資産が増加している。利益を投資をして増やすor開発を行うためだろう