bunseki345の日記

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野村HD企業分析その1

 野村ホールディングス(8604)

 

決算 3

 

設立 1925.12

 

上場 1961.10

 

事業内容 営業部門 アセットマネジメント部門 ホールセール・部門 マーチャント・バンキング部門

 

*営業部門…全国の本店支店・営業所やコールセンター、インターネットを通じて法人。個人に金融サービスを提供。具体的には、株式・債権・投信・ファンドラップ・保険商品などお客様のライフステージにあった資産運用の提案、相続・事業承継などのコンサルティングサービスを提供。国内店舗数128店舗で国内最大。しかし、店舗数は今後減少する見通し。2019.9までに東京・大阪・名古屋の25店舗を統合する。顧客資産残高104兆円。全国の証券会社の口座数の21.8%を占める。2020年の総買い付けは7949億円であり、グローバル株を中心に5月に買いが多く入り、投資一任業務以外で買い付けが増えた。

 

*アセットマネジメント部門…子会社である野村アセットマネジメントにおいて業務を行う。国内、海外において積極的な展開を図っている。投資顧問業務、海外業務、投資信託業務を行っている。

・投資顧問業務では、公的私的年金、政府、日本銀行などの公営機関から銀行、保険などを対象に質の高い運用を行う。年金ビジネス、当初から行っており、欧米の機関からも受託を受け、実績と評価をのこしている。

 

・海外業務…資産運用会社の中では最も早く海外展開をしている。欧米、東南アジア等地域に現地法人を置き、200名を超えるスタッフを要して海外市場調査・運用からお客様へのクライアントサービスを行っている。投資顧問業において海外からの受託も多く、現地の金融機関を通じて商品を提供。

 

投資信託業務…国内・海外のきんゆ商品を取り揃えている。ほかの証券と販売契約を結び、商品を提供。地方やインターネットでの拡充も進む

 

*ホールセール部門…金融商品の組成・販売やリサーチ、トレーディング業務を行うグローバル・マーケッツと資金調達のアレンジ、M&Aアデバイザリーを行うインベストメント・バンキングから構成される

 

・グローバル・マーケッツ…世界のマーケットを相手に24時間体制でサービスを提供する組織。国内外の機関投資家をはじめとしたお客さんの運用を中心とした複雑なニーズに対してサービスを提供。例として、株式、為替を上げる。株式はデリバティブをメインに行う。リサーチを駆使して、個別株オプション、指数オプションなどのサービスを提供。為替では先進10か国の通貨、オプションを行う。

 

・インベストメント・バンキング…国内外の事業会社、金融機関、政府機関などの債権、株式の引き受け、M&Aアドバイザリー、ファイナンスなどを行う。M&Aは企業の合併、買収業務提携のアドバイスを行う。買収対象の企業価値の算定、交渉を合意に至るまで進める。海外にM&A専門チームを配置。ファイナンスは株式、債券の資金調達をサポート外貨通貨での資金調達、ROEを高めるための資金調達など顧客に合わせて行う。例として、エクイティ(株式、IPO等による調達)、デット(債権による調達)、買収

 

*マーチャント・バンキング部門…20181月より野村キャピタル・パートナーズにより行っている。野村グループの自己資金を用いたエクイティ等の資金提供人的支援による企業の課題解決を目指す。企業価値の向上による経営戦略策定、資金提供、海外展開など全面的に支援する。

 

事業状況

参考;20203月決算資料

 

営業部門…総買い付け額前四半期比15%増加。株氏では米国、日本におけるコロナによる急落に対して、出来高急増。セカンダリ株式(IPO後の新興銘柄)増加、プライマリー株式(新規発行の金融商品)減少。投信では、マーケット急落により買い付け減速。債権は個人向け国債、外債ともに減少。顧客資産残高はマーケット急落により減少、しかし、入金預かり金は増加。

 

アセットマネジメント部門…投資信託ビジネスではETFへの資金流入は継続し、残高は時価要因により減少。銀行等の窓口、確定拠出年金専用投信に資金流入、しかし、新興国投信などは解約により資金流出。確定拠出年金は制度移行のため伸長しており、残高も増加。投資顧問及び海外ビジネスでは、公的機関からの外国債券商品購入による資金流入、米ハイ・イールド運用商品で資金流出。

 

ホールセール部門…グローバルマーケッツでは金利商品、為替を中心にフィクストインカム収益が増加し増収。またインベストメントバンキングは収益機会の減少や3月のまーっけと急落により評価損となり減収。しかし、コスト削減を取り組んでおり、前年比17%増。